活動状況

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建設コンサルタンツ協会(建コン協)「業界展望を考える若手の会」(若手の会)と
コンサルティングエンジニア連盟(連盟)との意見交換会開催報告

日時 2024年6月17日(月) 15時00分~17時15分
場所 (一社)建設コンサルタンツ協会7階会議室
出 席 連盟(6名)
村田会長 高野前会長 松村幹事長 森責任者 松原会計担当者 和作本部幹事
建コン協若手の会(8名)
<委員長> 青柳竜二
<委員> 横尾拓 本間雄太 福田悠太 佐々木理弦 深石洋 臼倉和也 中垣文那
以上14名
配布資料 事前送付資料 当日配布資料
開催概要 開催目的
コンサルタントで働く大切な人財のため、その社会的地位・経済的地位向上に向け、それらを政治の力を借りて実現する方策について若手の会との議論を深め具現化する

資料説明
村田会長から資料9を基に建コン協の3つのビジョンについて説明がなされた。
青柳委員長から資料4、8を基に若手の会の活動及び魅力、やりがいなどについて説明がなされた。
松村幹事長が、連盟の活動概要、建設コンサルタントと政治、準会員の役割などについて説明した。


連盟の挨拶と発言

村田会長
 連盟の活動には、建コン協の若手の理解が必要と思っている。どんな活動をすれば若手の方に関心をもってもらえるのか、具体的な提案をいただきたい。
 準会員への入会の足かせがあればお聞かせ願いたい。佐藤議員、足立議員に業界の課題や改善案などの提案をしてほしい。公共事業には税金が使われているが、建設コンサルタントは、政治によって決められる税金の使い方に関心を持つべきである。
松村幹事長
 若手の会の構成会社などから要望があれば、佐藤議員、足立議員との意見交換会開催について連盟が仲を取り持ちたい。今日の議論を踏まえて、連盟への入会、今後の意見交換会の継続の要否などについて検討いただきたい。
高野前会長
 何故政治家を支援するかというと、建設コンサルタントの要望と提案の実現には立法府でのPRや働きかけが必要だからである。建設コンサルタントは、医師、建築士、弁護士、公認会計士のような業務独占資格ではなく、言わば誰でも仕事ができる立場が低い業界だ。業界の健全な発展には公共事業量の確保、技術者単価のアップ、働き方改革、DXの推進などが必要である。
 さらに、著作権の内、財産権は無償で発注者に譲渡することになっていて、建設コンサルタントの知的財産が十分に保護されているとは言えない。また、現在、再委託には業務量の1/3以下などの制限があるが、請負と委託の解釈の問題もあり、受注者の裁量が認められていない。また、多くの業務が安ければ良いという価格競争で発注され、業界の魅力度の低下の要因となっている。これらの課題の解決には、行政府(国交省など)だけではなく、立法府(国会)にも改善提案することが重要だ。
 建設コンサルタンツ協会は企業が会員となって主に国交省や地方自治体などの行政府へ要望や提案を行っている。連盟は個人が会員となって、国会議員を通じて立法府である国会へ業界の健全な発展や地位向上を働きかけている。例えば、品確法の制定や改正は、立法府(国会)を通じて実現している。このような活動には、我々の意見を代表する国会議員の存在が欠かせない。国会議員は選挙で選ばれるので、連盟という個人会員の組織で応援している。連盟の活動内容や必要性をCEが理解して、多くの方に加入してもらいたい。連盟への加入は一部の人に限られるが、会社で組合に入らない(組合費を払わない)人が、組合が勝ち取った福利厚生施設等の成果を享受している状況に似ている。連盟の活動の意義を多くの人が理解し建設コンサルタントの地位の向上を推進する必要がある。
森会計責任者
 技術者単価のUPは毎年実現されているが加えて公共事業の増加はとても大事なことだ。


若手の会と連盟との意見交換会全景(敬称略)
左手前から 佐々木 福田 本間 横尾
正面左から 青柳 村田 松村
右手前から 和作 松原 (森) 高野
手前左から 深石 臼倉 中垣(撮影者 森)

正面左から
青柳 若手の会委員長 村田 連盟会長 松村 連盟幹事長


若手の会の発言

青柳委員長
 若手の会としてもっと視野を広げ、視座を高めるために本日の会議に出席した。建コン協では両議員を支援しているが、若手の会として議員を表立って支援した場合に、業界の若手がどのように受け止めるかを考えると会として支援してよいのか悩ましい。個人としての支援は問題ないと思うが、政治の支援に対してネガティブに思う方も少なからずいると思う。そのため若手の会として自民党だけを支援するというのは、他の目からどう映るのか懸念される。

横尾委員
 若手の会の活動は、多様な人と会えておもしろく、今回の意見交換では、改めて自分たちの仕事と政治について考えるよい機会になった。今後の活動の参考としていきたい。

本間委員
 今後の連携方法については、若手の会メンバーで議論し、回答する。若手の会のガバナンスとして、特定政党のみを支援することは考えていない。一方で、若い世代に政治アレルギー的な課題があることも感じており、当業界と政治の関係について、解像度を上げて相互に理解していくことが重要である。
 参考までに、準会員となることで、他政党が応援できなくなる等の縛りはあるのか?
 ⇒ 縛りはない。

福田委員
 建コン協や会社の上層部も連盟の活動趣旨をよく理解していないと思われる。連盟には上層部に趣旨を説明する機会を設けていただきたい。
 技術者単価がアップしても発注額が変わらないと、利益はゼロに近づく現状がある。

佐々木委員
 ほとんどの委員は自民党を支援するために若手の会に入ったわけではないため、若手の会が特定の政党を支援することはできない。一方でSNS等を活用し、若い世代に人気の政治家がいることも事実なので、足立議員との意見交換会等を通じて、政治に関心を持つこと、技術者単価アップの背景を知ることには有意義であり、議員と触れ合う機会を設けるのは良い。高野前会長の仰る「業界を良くしていこう」という業界への愛を、若手の間に育む土壌が必要だと思う。

深石委員
 若手の会の活動の中で、「業界外の方に自分の仕事が十分に評価・理解されない」と言って業界を去っていく人の話を聞く。若手の会のPR活動と連盟の議員支援による地位向上は、マッチングしていると思う。

臼倉委員
 準会員は昨年末482名とのことだが、連盟の活動をよく理解しているということか?
 ⇒ 活動を理解している人のほか、会社からの働きかけも考えられる。

中垣委員
 技術者単価が知らない間に上がっている背景(国会議員が活動)を理解できた。会社には、出世欲のない人、3Kの中今のポジションで満足している人がいて、いやになったら転職する若手が増えている。業界のバックグラウンドを理解して今後のことを考えていくこと、会社の上層部も連盟の活動をよく理解していることが必要である。






若手の会と連盟との意見交換会集合写真(敬称略)
後列左から
 中垣 臼倉 福田 深石 横尾 本間 佐々木
前列左から
 和作 高野 青柳 村田 松村 森
              (撮影者 松原)





令和6年(第23回)通常総会

日時 令和6年2月19日(月)  10:30~11:00
場所 グランドアーク半蔵門 3階 華の間
会長挨拶
議事次第 決議事項
■総会報告

平成31年(第18回)通常総会の報告において初めて「コンサルティングエンジニア連盟年次報告書」を発刊し、この度その第6号を作成しました。この間、新型コロナ感染症の変異株のオミクロン株が爆発的に感染拡大したが、令和5年になって徐々に落ち着いてきました。 令和6年の通常総会及び時局講演会は、62名の会員に参集いただいて開催しました。参加できなかった会員の皆様には総会資料一式を郵送しております。年次報告書の内容は次の構成となっています。

Ⅰ 年次活動報告
Ⅱ 令和6年(第23回)コンサルティングエンジニア連盟通常総会
  付属資料
  連盟会員名簿(令和5年)


  • 連盟通常総会の会場風景

  • 村田会長挨拶
■年次報告書冒頭にいただいた両議員からのご挨拶




令和6年 第1回 時局講演会

日時 令和6年2月19日(月)  11:00~12:00
場所 グランドアーク半蔵門 3階 華の間

総会終了後、佐藤信秋参議院議員、足立敏之参議院議員により、公共事業に係る最近の課題などについてのご講演が行われました。



■足立敏之参議院議員による時局講演 11:00~11:30
講演テーマ:能登半島地震・海外インフラ展開・公共事業予算・品確法改正・技術者単価
資料:

  • 足立敏之参議院議員による講演風景

  • 左から中村建コン協会長、足立議員、村田連盟会長

足立議員の講演(動画)




■佐藤信秋参議院議員による講演 11:30~12:00
講演テーマ:事業量の確保・成長の推進、質の改善・新3Kに向けて分配の充実
資料:

  • 佐藤信秋参議院議員による講演風景

  • 左から、中村建コン会長、佐藤議員、村田連盟会長

佐藤議員の講演(動画)



令和6年 第1回意見交換会

日時 令和6年2月19日(月) 12:10~13:10
場所 グランドアーク半蔵門 3階 光の間
出席者
    佐藤信秋参議院議員 富山秘書
    【建コン協】
     中村会長 大本副会長 多田副会長
    【連盟】
     <本部>
     村田会長 松村幹事長 磯山会計責任者 長谷川本部顧問 高野本部顧問(欠席)
     松原会計責任者職務代行 和作本部幹事
     <支部長>
     松橋(北海道) 遠藤(東北) 松永(関東) 青木(北陸) 青柳(中部) 竹内(近畿)
     小田(中国)  天羽(四国) 田中(九州)
     <監査役>
     佐藤 中川
     <オブザーバ>
     磯山前会計責任者 木寺前監査役
 以上25名(佐藤議員・富山秘書 建コン協3名 連盟20名)

意見交換会内容

村田連盟会長の挨拶(強靭化基本法・品確法改正へ、技術者単価UPなどへの御礼)
中村建コン協会会長の挨拶(補正予算成立・技術者単価UPへの御礼、事業量増・低入基準改定を要望)
今回は連盟9支部長からの要望
 松橋北海道支部長 品確法の国の事業への浸透が進むが、市町村長を通じての自治体への浸透
 遠藤東北支部長 地方自治体の維持管理費のための補助率UP、土木教育機関の再構築
 松橋関東支部長 技術者単価UPに伴う事業量確保と建設コンサルタントの知名度UPへの支援
 青木北陸支部長 災害査定の簡素化と国土強靭化予算の適切な分配
 青柳中部支部長 当初予算の確保と地方自治体の予算拡大
 竹内関東支部長 技術者単価UP・予算確保・低入基準改定、西日本4支部提言への側面支援
 小田中国支部長 建設コンサルタントの一人当たり付加価値整理による説明の必要性
 天羽四国支部長 中期計画の推進、事業量の確保、低入基準の改定、地方の国土強靭化
 田中九州支部長 最低制限価格のUP、加点措置の中小企業1.5%の3%へのUP
以上の要望に対して、佐藤議員から、丁寧な回答をいただきました。


意見交換会(動画)


正面に佐藤参議院議員、左側奥に建コン協幹部、右に連盟幹部


コンサルティングエンジニア連盟 令和6年 第1回役員会開催報告

連盟通常総会、時局講演会、意見交換会に引き続いて令和6年第1回の役員会が、開催されました。


日時 令和6年2月19日(月)13:10~15:00
場所 グランドアーク半蔵門 3階 トパーズ
出席者 本部
  • 村田会長 松村幹事長 磯山会計責任者 長谷川本部顧問 大島本部顧問 高野本部顧問(欠席)
    松原会計責任者職務代行 和作本部幹事
支部長
  • 北海道:松橋 東北:遠藤 関東:松永(新任) 北陸:青木 中部:青柳 近畿:竹内
    中国:小田 四国:天羽 九州:田中
監査役
  • 佐藤 中川(新任)
オブザーバー
  • 多田 建コン協副会長 磯山前会計責任者 木寺前監査役
以上21名
主な議題 議長に村田会長を選出 新任挨拶(森新会計責任者、中川新監査役)、多田建コン協副会長挨拶、R5会員状況とR5会員目標、支部R5活動報告・R6活動方針、第2回の役員会・意見交換会予定、品確議連PT会合・品確議連総会と要望書提出、参議院議員選挙、支部総会での連盟アピール予定


役員会風景


  • 正面奥中央に村田会長、左に松村幹事長、右に森会計責任者








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