会長挨拶

平素、会員の皆様には、コンサルティングエンジニア連盟(以下、連盟という)の活動にご理解、ご協力を頂き、厚くお礼申し上げます。この度、令和3年・第20回のコンサルティングエンジニア連盟総会に於いて、前任の大島会長に代わり新たに会長に選任されました長谷川です。 現在、会員の皆様には新型コロナ感染拡大が終息しない大変な状況下にありますが、今後はワクチン接種への期待を含めて、万全の感染対策により、この難局を乗り切られることを願っております。

さて、連盟は平成13年7月、建設コンサルタントなどのコンサルティングエンジニア(以下、CEという)にとって、公正で適切な関係性のもとに必要な政治活動を行うことを目的に設立され、本年で20年の活動を重ねてまいりました。

設立当初から近年に至る間、地球環境の変化も相まって、これまでに経験したことのない自然災害、また新型コロナ感染症のような新たな脅威が起こる中で、安心・安全で快適な国民生活の基盤である、健全な国土の維持に重要な社会資本整備を担う建設コンサルタント、およびCEの果たすべき役割は年々大きく重要になってきていす。

反面、それを職業とする建設コンサルタント、CEの社会・経済的地位は、依然として認知が低く、かつ不安定な状況が改善されていない状況にあります。健全な社会資本整備を推進していくためにCEには、中立・独立した立場で高度な技術的判断と適切な行動規範が求められます。

そのためにCE個々が技術力および資質の向上、研鑽を図ることは当然のこととし、一方で、建設コンサルタント、CEが独自の努力だけで解決が困難な諸課題の改善、具体的には、社会資本整備推進のための予算措置、執行等の安定的施策等、また建設コンサルタント、CEの社会的地位向上等、これらを立法・行政府に公正・適切な政治との関係性の中で働きかけ、政治活動支援によって実現を担うのが、連盟の一貫した役割、使命と考えております。


今後、連盟が上記に述べた課題を解決し、実現していくための活動方針を、以下の3項目としております。

  • 安全・安心な国づくりのための社会資本整備の継続的推進
    ・インフラ老朽化・長寿命化、防災・減災への対応、ウィズコロナへの予算確保と執行
  • コンサルティングエンジニア(CE)の活用、育成
    ・多様な発注方式と地域に密着したCEの活用・活躍の場創出、公共事業予算確保による安定経営に資する利益確保、将来の担い手に魅力ある職場
  • コンサルティングエンジニア(CE)の地位向上
    ・CEの著作権、法的根拠となる資格法・職業法の法制化、公共事業に限定したCEのための新調達の法制化

「公共工事の品質確保の促進に関する改正(平成26年6月)」では、公共工事の品質確保のための担い手確保を中長期的な基本理念として掲げ、それらに関連する企業の適正な利潤の確保が発注者の責務として明記されました。さらに「調査、設計業務における技術的能力の審査」など、調達における技術力による選定の拡大、多様な入札契約制度の導入・活用が明記され、徐々に建設コンサルタント、CEの役割の明確化と地位向上に資する法整備が整いつつあります。

一方で、一般社団法人建設コンサルタンツ協会(令和2年12月末・496社)は「建設コンサルタントビジョン2014(平成25年)」に、今後の建設コンサルタントのあるべき姿として「拡大する役割と領域で積極的に活躍するコンサルタント」、「技術を磨き、技術を競う建設コンサルタント」、「健全な企業経営のもと優秀な技術者が活躍できる建設コンサルタント」を標榜しています。

今後、国民の安心・安全な生活を守る、また社会経済や国際競争力の基盤となる健全な社会資本整備を担っていくために「中立で独立、自律した経営、自律した技術者」が求められる中で、連盟は建設コンサルタントの「あるべき姿」を共有し、協働して実現を目指します。

連盟は、主として社会資本整備に関わる建設コンサルタント、およびCEを「安定的で健全な持続可能な経営のもとに魅力的で意義ある職業として社会的地位を高める」ことを目的としており、この連盟の目的に理解ある政治家を幅広く支援していくことで、連盟の目的を実現していく政治活動を進めていきます。会員の皆様には、連盟の目的を果たしていくための政治活動に、ご理解・ご支援戴くことをお願いして、コンサルティングエンジニア連盟会長の挨拶と致します。

令和3年3月
コンサルティングエンジニア連盟
会長 長谷川 伸一

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